ゴールデンウィーク7連休の5日目♬
院長室の片付けが
ようやく終わりました
…といっても、外から見えるところだけ(笑)
物がぎっしり詰まっている
クローゼットの中や、
ドラえもんの4次元ポケットのように
なんでも入っている
チェストの引き出しの中はそのまま(笑)
そういうところは
院長自身に片付けて
もらうことにしましょう(*´∇`*)
今回の大掃除で
今まで捨てることが
出来なかった歯科大生時代の
教科書を半分以上捨てました
あとこれも捨てることにしました!!!
父からもらった英語の辞書!
表紙もすでになくなり、
手垢で真っ黒になっています(笑)
この辞書は学生時代より
大学院生・助手時代に
よく使っていました
当時在籍していた歯科麻酔科には
毎週土曜日に『抄読会』という
時間がありました
『抄読会』というのは、
英語で書かれた医学論文を読んで、
日本語に訳して、医局員全員の前で
その内容を発表しないといけないのです
全医局員が順番に毎週土曜日に
一人づつ発表するので、
だいたい3ヵ月から4ヵ月に一回
順番が回って来るわけです\(//∇//)\
まあ、これが苦痛で苦痛で…´д` ;
うちの教授は真面目な方だったので、
ちゃんと自分も順番に組み込み、
しっかり訳して来られます
でも九大医学部出身のお医者様なので、
医学論文を訳すなんて
お茶の子さいさい、屁のかっぱ(笑)
それに比べ
医学用語・専門用語を
ほぼ知らない若手の医局員が、
外国人が書いた医学論文を
訳するのがどれだけ大変なことか…
(麻酔科なので、
発表する医学論文は
歯科の論文ではなく、
医科の麻酔関連の論文が
ほとんどでした)(*´Д`*)フエー
(全身麻酔中に起こった悪性高熱の一例だとか、アシドーシスがどーたらだとか、冠スパズムがどーたらとか…)
そしてうちの教授は
とってもとっても真面目な方なので、
「意訳」は絶対に
許していただけませんでした(泣)
※意訳とは原文の一語一語にとらわれないで、全体の意味をくみ取って訳すこと。
つまり「だいたいこんな感じです!」とざっくり訳すこと。
ひとつのセンテンスを一語一句調べて、
一語ももらさず文法通りに
きちんと訳さないと
いけませんでした( ̄∀ ̄)
そんな地獄の抄読会の
単語調べに使っていたのが
この辞書でした
当時はスマホもタブレットもなかったし、
翻訳サービスや翻訳アプリもなかったので
本当にそれはそれは大変でした
この大変さは辞書を片手に
必死で調べたことがある人にしか
わからないと思います(≧∀≦)笑
スマホがある今なら
抄読会は少しはラクに訳せるのでしょうか?
(試しにやってみる気にも
なりませんが…笑)
今回の大掃除でこの辞書を
見つけて手に取ったら、
悪夢しかよみがえってきませんでした(笑)
でも今回この辞書を捨てるのは
悪夢が詰まっているからでは
ありません( ^∀^)
もともとこの辞書自体が小さくて、
中を広げても字が小さすぎて
老眼でまったく読めなくなっていたから…
W(`0`)Wガーン!
辞書を近づけてみたり、
遠ざけてみたり、
老眼鏡をかけてみたりしたけど
マジで字が見えませんでした(泣)
あんまりいい思い出が詰まった
辞書ではないけれど、
本当にたくさんお世話になりました
医局員時代の苦労を
共にしてくれた辞書さん!
本当にありがとうございました(*^▽^*)